ファンが球団に『期待』するためには (やや長文)

オープン戦終了。
怪我人やら不調やらあるようですが、もうまな板の上の鯉です。
泣いても喚いてもあと数日で開幕。泣き喚かないですが。

開幕を「船出」と称したのはあのトニー・フェルナンデス (2000年在籍)。
一緒に船旅を楽しんでまいりましょう。ボン・ボヤージでヨーソロー。



オープン戦、観客少なかったですね!
500ポイントで大抵の席に入れたのに、内野部分はガラッガラでした。
開幕シリーズのチケットも大人気とはいえない状況の模様。
今年は観客動員で早くも苦戦しそうです。

ネットやリアルの球場友人は数年以上の付き合いの方が多いのですが、
皆さんかなり今年のライオンズにシビアな意見をお持ちのようです。
かく言うあっしも、期待と熱意で今年のライオンズを迎えることができないでおります。

これってなぜなんだろう?としばらく考えてみました。結論として、
あっしは 「ライオンズに優勝してほしい」 のではなく、
「ライオンズに期待したい」 のだという結論に至りましたよ。



『期待』 とは、「良くなり続けているのを実感できること」 だと思っています。

今はダメでウンコでドベでも、「良くなり続けている」 のであれば、
いつかはベターになってベストになって最高になってイヤッハァになれる。
実際に「良くなり続けている」ことがまず重要です。

さらにそれを「実感できること」が『期待』 なのだと思っています。

良くなり続けていなければ『期待』は持てないですし、
良くなり続けていても実感できなければ 『期待』 はできません。

これが正しいかどうかは知りませんが、
そんなに世の中の『期待』の認識と食い違っているとは思っていません。


ははーん64の野郎、「ライオンズが良くなり続けているのを実感できない」と
言いたいんだな、と思ったあなた。
あんこの味噌煮のように甘い。甘ッ甘です。
ライオンズは良くなり続けています。 それを実感もできます。
細かい例は挙げないですが、愛する球団の良さを見落とすほど落ちぶれちゃおりません。

ただ、ライオンズについては、ファンから見える「良くなる」の角度が小さいと思っています。
なんだ角度が小さいって。


パリーグには6つの球団があります。皆さんご存知ですね。
それぞれが、良くなり続けています。
ペナントレースはこれらの球団の競争なのですから、
他球団よりも『より良くなっているチームが、より上位に』行きます。
いや、『より良くなっているように見えるチームに、期待が持てます』。

さらに既にある程度の強さになっている球団も、
3年連続Bクラスのライオンズのようなチームもあるわけですから、
スタート地点が既に違うわけです。

弱小球団のライオンズがペナントレースで強豪球団と競うにあたって、
ライオンズファンがライオンズに『期待』するためには、
『ライオンズが他球団よりも急激に、見違えるように良くなっている事を実感できること』
が必要なのです。
ドーンと良い方向に向かう、垂直方向に伸びるベクトル。その角度の大きさ。
あっしは、これが今のライオンズにはないと思っています。

たとえばホークスやファイターズが年間10良くなるとしたら、
ライオンズは40とか50とか良くならないと、彼らに並んでいけないのです。
いや単位は知りませんが。


ところがホークスやファイターズは、強豪球団にも関わらず、
これらの「良くなっている」 イメージをガンガンアピールしています。
3軍制、豪華なファーム施設、二軍球場改装、選手寮改築 などなど
あっしのようなズブの素人でも
「こういうことをやってりゃ強い球団になるだろうなあ」
というアピールを、ガンガンかましてきます。
実際のところ、これで球団が強くなるのか分かりません。正直興味もありません。
「良くなっているイメージ」を強力にアピールできていること、そこがミソなのです。

かたやライオンズは西武第二球場も選手寮もボロッボロ、
3軍どころか2軍の選手が足りなくなって、本来の守備位置以外で守る選手が
毎年のように出ています。 こんな状況下で、どうして
『ライオンズが他球団よりも急激に、見違えるように良くなっている事を実感』
できるでしょうか。


上位球団との差が無ければ、このあたりの懸念は小さかったんです。
少なくとも CS争いには定期的に加わっていた頃には、気にもなりませんでした。

ただ3年連続Bクラス、CS争いに絡む気配もなし、という年が続けば続くほど、
弱小ライオンズに要求される 『期待』のハードルは上がっていきます。
『もうとんでもないレベルで球団が良くなって行かない限り、上位球団に追いつけない!』
と思うようになるのです。
去年は他球団が10良くなっているのに対して20良くなればよかったのが、
今年は30良くならなければならくなって、
来年は50・・・さ来年は70・・・ と負債が溜まるように見えるのです。
これが溜まり続けると、ファンは球団に 『期待』できなくなります。

今のライオンズに対するファンの冷ややかな視線の正体は、コレではないかと思うのです。


仮に今年、優勝して日本一になったとしましょう。おめでたいことです。
あっしも大喜びのバカ騒ぎです。

ただし、ペナントレースにはフロックもあります。
偶然色々な要素が良い方向にカチッとハマって優勝、ということはあるのです。

「球団を良くする」を積み重ねていない上での優勝に、どんな価値があるでしょう。
翌年にはまた弱小ライオンズに舞い戻ります。まぐれは続きません。

あっしは、まぐれで優勝するくらいなら、
しっかりと球団を「良くして行った結果として」の6年間2位の方がマシだと思うのです。
その間、心から球団に 『期待』 できるからです。



じゃあどうするんだ、というお話ですが:

もっともっと、ライオンズファンに『期待』できる情報を流してほしいなあと。

実際のところ、ライオンズもあれこれと試行錯誤を繰り返しているでしょう。
それがファンに見えていないだけだと思うんです。
その多くを、ファンの『期待』に繋がるように情報公開して欲しいと思うんです。

●●選手がスゴい、とか△△イベントだ! とかの一過性の情報ではなく、
数年にわたって球団の血肉となるような、地に足の着いた情報を。
選手寮改装や、練習施設の一新なんてのはその第一歩になるはず。

その積み重ねが、ファンの『期待』になって観客を呼ぶんだと思うんです。
今までのライオンズは、そのあたりをあまりに軽視しすぎていると思うのですよ。

マスコミにばかり良い話をして、ファンには良い話が流れてこないのも一因。
これはまた別の機会にやります。


今のライオンズファンは、ライオンズのこれからに『期待』できているのでしょうか。

今年は、ライオンズの一挙手一投足について
『それがファンの期待に繋がるのか』
という視線で見つめていこうと思っています。いやらしいな!
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