イリーガルピッチ判定に関する私見 (長文)
友へ
三度の飯よりもライオンズが好きな君たちの事だ、24日の試合の件ではハラワタが煮えくり返っていることだろう。
福岡での3連敗のことではない。アレはいつものことだ。
君たちが怒っているのはもちろん、菊池雄星のイリーガルピッチ判定のことだろう。この事件がどんな事件であったか、あらためて君たちには説明する必要はないと考える。
この件について、私見を記しておきたい。
今回の、今回と言うのは8月24日の菊池雄星に対するイリーガルピッチ判定のことだが、最大の問題は 「2回目のイリーガルピッチ判定だった」 点にあると考える。
正確には前回登板の17日の試合で2球続けてイリーガルピッチ判定を受けているから今回は3回目ということになるが、前回17日の2球連続のイリーガルピッチ判定と、今回24日のイリーガルピッチ判定とは大きな違いがあるので、ここで区分しておきたい。
重ねて言うが、最大の問題は 「2回目の判定」だったことだ。
前回の判定から1週間経過している。前回も相応に問題視され、関係者を中心に様々な対応が行われた。
にもかかわらず、結果的に24日の試合では第1球からイリーガルピッチ判定がなされた。
つまり前回の問題を適切に処理できず、再発させてしまったのだ。
私はこれこそが問題だと考える。
一流アスリートのプレイを楽しむべきプロ野球観戦が、不穏な判定や解釈で汚された。
試合中はその判定の事が頭をよぎり続ける。 一流のショービズに於いて「あってはならない事態」が「再び」起きてしまった。解決できなかったのだ。
この「解決できなかった事」を、私は強く批判したい。
批判されるべき対象は何か? 解決できなかったのは誰か?
君たちの多くは審判員や、日本野球機構 (NPB) を挙げるだろう。私も否定しない。
後に述べるが、彼らの対応は腐臭が漂う糞の中の糞だ。
残念ながらこの問題は、特定の誰かや特定の組織に明確な責任を問えるような単純な問題ではない。仮にも大の大人が1週間かけても解決できなかった問題なのだ。問題の原因は複数あり、おそらくその一部(あるいは大半)が我々には測り知れない領域に秘匿されている。そう考えるのが妥当だろう。
その残念な演劇にはどんなキャストが出演していたのか。
我々から観測できる範囲に限定されるが、紐解いて行きたい。
最初に挙げたいのは、残念ながら我らがライオンズだ。
君たちはいの一番に審判員を挙げないことに不満を抱くかもしれないが、課題・問題というのは被害者が積極的にドライブしなければ解決の方向に前進しないものなのだ。 問題が最終的に解決しなかった主原因の一つは、ライオンズが積極的にアクションをとり、適切に解決への道筋を描けなかった事にあるはずだ。
気になったのは、24日の試合後の辻監督のコメントだ。
君たちもこのコメントに違和感を感じただろう。
審判と基準について明確に合意して、その合意に基づいてフォームを修正したのではなかったのだ。
前より改善したから大丈夫だろう、という Try & Error 方式で対応していたのだ。
菊池雄星は今シーズン、あと何試合登板があるのだろう。その貴重なエースの登板日を、Try & Error で潰しながら修正するつもりだったのだ。これは明確に不適切な対応だった。批判されてしかるべきだ。
この対応には背景がある。17日のイリーガルピッチ判定について、NPB審判部からの文書回答だ。
記事には
とある。
「あやふや」であると分かっていながら、「直す努力をしなくてはいけないのかなとは思う」と判断した。これがライオンズ側の対応の問題だ。 直す努力をする際に、その基準も方向性も不明瞭なまま、Try & Error 方式で修正対応を行った。この対応こそが、「2回目の判定」の要因のひとつだ。
この時点で改めて基準を執拗に確認し、その基準に基づいてフォームの修正をしなければならなかった。
もちろんそれが難しいから今回のような事態となったのだろう。審判との争いを避けるべきと言う判断や、期間的な問題、あるいは我々一般ファンには測り知れない思惑や関係が影響したのかもしれない。だが、しかし、それらがどんな内容であろうと、適切に問題を解決できなかった理由にはならない。結果として「2回目」があったのだ。判断の基点はこちらになる。
これは球団のリスクマネジメントの問題だ。 発生した問題の正確な分析と対応方針の策定は、リスクマネジメントの最も重要な作業の一つだ。
リスクマネジメントは組織運営の重要な能力なのだが、ライオンズのように元アスリートが運営の実験を握る組織では、多くの場合適切なリスクマネジメントは期待できない。私は常々元アスリートをフロントの中心に据えるべきではないと思っている・・・がその話はまた別の機会にしたい。
いずれにせよ、正しくリスクマネジメントをできなかったのはライオンズの組織の問題だ。
ライオンズは意見書を提出するようだ。
今回ライオンズが必ず達成しなければならない事は、菊池がフォームを変更するための明確な判断基準を得ることだ。この回答なしに菊池のフォーム修正を開始してはならないし、対応ができない責任は審判部に押し付けなければならない。
センセーショナルな話題であり、マスコミは取り上げるだろう。騒げば騒ぐほどライオンズ有利に進むはずだ。
もっとズルくいこう。
次はおまっとうさん、君たちも大好きな審判員の問題だ。
これらについては既に様々な指摘がなされておりいずれも納得できるものだが、
総論としては「何がしたいのか良く分からない」と考える。 単純に気味が悪い。
19日にファイターズ井口がイリーガルピッチを取られたとき、責任審判の西本三塁塁審は「中途で止めているから反則投球。野球規則通りです」と説明した。
ならば「中途で止めているから反則投球」を徹底すればよい。だが、(名前を挙げるのは本意ではないが) ホークスの千賀も、マリーンズの涌井も、イーグルスの高梨もイリーガルピッチは取られていない。彼らと菊池・井口の差は何なのか、という指摘にやはり落ち着いてしまう。ライオンズから質問に対する NPB審判部の文書回答には明確な基準は回答されていないようだ。
彼ら審判部は、うまく逃げおおせたのだ。相手のライオンズが馬鹿だったからか、それ以外の理由があるのかは分からないが、とにもかくにも前回は、NPB審判部は現場の判断に責任を押し付けて、基準の回答から逃げる事に成功したのだ。
やむなく何らかの判定基準を回答して、多数ある試合映像を持ち出されて、判定のあいまいさを山のように指摘され続けることから逃げ切ったのだ。
それは、もうよい。彼らの勝ちだったのだ。
NPB審判部はうまく逃げ切って、説明責任から開放されたのだ。おめでとう。
にもかかわらず、彼らは再び菊池からイリーガルピッチを取った。
せっかく困難な説明責任から辛くも逃げ切ったのに、わざわざ舞い戻り、改めて鉄火場に両足を突っ込んだのだ。
これは訳が分からない。純粋に気味が悪い。
審判員もいい大人だ。馬鹿ばかりではない。
再びイリーガルピッチを取れば、針の筵に晒される事は分かっていたはずだ。
にも関わらず、遠慮もなしに第一球からイリーガルピッチを嬉々として取った。何がしたいのか分からない。気味が悪い。
これはつまり、以下のいずれかのような判断なのだと思われる。
A. 説明できないだけで、彼らの中には明確な基準がある。技術的な問題で徹底できていない。
B. 完全に舐めている。また逃げ切れるとタカをくくっている。
C. 面子を重視している。一度取ったらまた取らないと舐められると思ってる田舎のヤンキー基準。
どれであったとしてもマトモなものではない。はっきり言ってキチガイそのものだ。
今度は彼らを逃がしてはならない。A. であっても B. であっても C. であっても、その複合であったとしても、それを白日の下に晒して断罪させる必要がある。もし彼らを再び逃がす何らかのパワーが存在するのであれば、それをも晒して一つ一つ潰していかなくてはならない。
我らがライオンズにとって幸いなのは、対策が明確になっていることだ。イリーガルピッチ判定の基準を明確にさせること。この回答から逃がさないこと。この1点突破だけでよい。
今度は、逃がすな。
今回の事件を、ライオンズと審判部の対立軸で語る事は適切ではないとも考える。
まず NPB審判部と球団との争議にコミッショナーが出てこないのは違和感しかない。法の専門家である現コミッショナーが今回の件にどのような判断を下すかは興味がある。
コミッショナーがお飾りであり実権がオーナー会議にあるというのであれば、臨時オーナー会議の開催を主張すべき、という事になる。
労組である選手会はどうだろうか。菊池雄星はライオンズやNPBの対応に不満を抱いているかもしれない。この場合、菊池雄星を救うべきなのは選手会であるべきだ。まだ菊池自身が救済を求めている状況ではなく、現時点で選手会の責を問うのはやりすぎだ。だが今後無関係を貫けるとは限らないし、そうであってはならない。
我々ファンはどうだろう。
今回は、我々は純粋な被害者だ。菊池雄星を含めて100%の被害者は演者サイドにはいないが、我々観客はこの不満を呈してよい。
理性的な対応である必要もない。納得できない思いを、もっと喚きたてていい。
バカもプロ野球を観るのだ。バカに論理はないかもしれないが、不満はある。それは伝えてよいのだ。
NPB には 「ご意見送信ページ」がある。
https://npb.jp/form/opinionbox/
どうせ内容なんか読んではいないだろう。
ただ、意見の数はカウントされるかもしれない。
長文である必要は無い。思いのままの数行でよい。投稿しておくとよいかもしれない。
脅迫や犯行声明にならないように、そこだけは注意しよう。
昨年はコリジョン判定、今年はイリーガルピッチ。
我々ライオンズファンがフェアな判定で純粋に試合を楽しめるようになるのはいつになるのだろう。
FA制度の理不尽さから開放されるのはいつになるのだろう。
別件でも書いたが、我々は「何だこれは、俺は不満だ!」と声高らかに叫んでよいのだ。
「本来あるべき制度」は、その先にあるものなのだ。
友よ、沈黙は金でも何でもない。
もし不満があるのであれば、喚け、動け。
それは、もしかすると、ライオンズにも菊池もできない、
我々にしかできない事なのかもしれないのだ。
三度の飯よりもライオンズが好きな君たちの事だ、24日の試合の件ではハラワタが煮えくり返っていることだろう。
福岡での3連敗のことではない。アレはいつものことだ。
君たちが怒っているのはもちろん、菊池雄星のイリーガルピッチ判定のことだろう。この事件がどんな事件であったか、あらためて君たちには説明する必要はないと考える。
この件について、私見を記しておきたい。
今回の、今回と言うのは8月24日の菊池雄星に対するイリーガルピッチ判定のことだが、最大の問題は 「2回目のイリーガルピッチ判定だった」 点にあると考える。
正確には前回登板の17日の試合で2球続けてイリーガルピッチ判定を受けているから今回は3回目ということになるが、前回17日の2球連続のイリーガルピッチ判定と、今回24日のイリーガルピッチ判定とは大きな違いがあるので、ここで区分しておきたい。
重ねて言うが、最大の問題は 「2回目の判定」だったことだ。
前回の判定から1週間経過している。前回も相応に問題視され、関係者を中心に様々な対応が行われた。
にもかかわらず、結果的に24日の試合では第1球からイリーガルピッチ判定がなされた。
つまり前回の問題を適切に処理できず、再発させてしまったのだ。
私はこれこそが問題だと考える。
一流アスリートのプレイを楽しむべきプロ野球観戦が、不穏な判定や解釈で汚された。
試合中はその判定の事が頭をよぎり続ける。 一流のショービズに於いて「あってはならない事態」が「再び」起きてしまった。解決できなかったのだ。
この「解決できなかった事」を、私は強く批判したい。
批判されるべき対象は何か? 解決できなかったのは誰か?
君たちの多くは審判員や、日本野球機構 (NPB) を挙げるだろう。私も否定しない。
後に述べるが、彼らの対応は腐臭が漂う糞の中の糞だ。
残念ながらこの問題は、特定の誰かや特定の組織に明確な責任を問えるような単純な問題ではない。仮にも大の大人が1週間かけても解決できなかった問題なのだ。問題の原因は複数あり、おそらくその一部(あるいは大半)が我々には測り知れない領域に秘匿されている。そう考えるのが妥当だろう。
その残念な演劇にはどんなキャストが出演していたのか。
我々から観測できる範囲に限定されるが、紐解いて行きたい。
最初に挙げたいのは、残念ながら我らがライオンズだ。
君たちはいの一番に審判員を挙げないことに不満を抱くかもしれないが、課題・問題というのは被害者が積極的にドライブしなければ解決の方向に前進しないものなのだ。 問題が最終的に解決しなかった主原因の一つは、ライオンズが積極的にアクションをとり、適切に解決への道筋を描けなかった事にあるはずだ。
気になったのは、24日の試合後の辻監督のコメントだ。
こっちは努力するし、前より絶対小さくしている。それでもダメだったら、みんな取られる。そのほうが問題
君たちもこのコメントに違和感を感じただろう。
審判と基準について明確に合意して、その合意に基づいてフォームを修正したのではなかったのだ。
前より改善したから大丈夫だろう、という Try & Error 方式で対応していたのだ。
菊池雄星は今シーズン、あと何試合登板があるのだろう。その貴重なエースの登板日を、Try & Error で潰しながら修正するつもりだったのだ。これは明確に不適切な対応だった。批判されてしかるべきだ。
この対応には背景がある。17日のイリーガルピッチ判定について、NPB審判部からの文書回答だ。
記事には
17日の楽天戦(メットライフドーム)で2回に2度、反則投球と判定され、電話で審判部に質問していた。鈴木球団本部長は「審判の判断で一連のモーションではなかったということだった。ハーフスイングと一緒。直す努力をしなくてはいけないのかなとは思う」と話した。辻監督は「(基準が)あやふややろ。努力、対策するとしか言いようがない。投手の野球生命に関わる」と話した。
とある。
「あやふや」であると分かっていながら、「直す努力をしなくてはいけないのかなとは思う」と判断した。これがライオンズ側の対応の問題だ。 直す努力をする際に、その基準も方向性も不明瞭なまま、Try & Error 方式で修正対応を行った。この対応こそが、「2回目の判定」の要因のひとつだ。
この時点で改めて基準を執拗に確認し、その基準に基づいてフォームの修正をしなければならなかった。
もちろんそれが難しいから今回のような事態となったのだろう。審判との争いを避けるべきと言う判断や、期間的な問題、あるいは我々一般ファンには測り知れない思惑や関係が影響したのかもしれない。だが、しかし、それらがどんな内容であろうと、適切に問題を解決できなかった理由にはならない。結果として「2回目」があったのだ。判断の基点はこちらになる。
これは球団のリスクマネジメントの問題だ。 発生した問題の正確な分析と対応方針の策定は、リスクマネジメントの最も重要な作業の一つだ。
リスクマネジメントは組織運営の重要な能力なのだが、ライオンズのように元アスリートが運営の実験を握る組織では、多くの場合適切なリスクマネジメントは期待できない。私は常々元アスリートをフロントの中心に据えるべきではないと思っている・・・がその話はまた別の機会にしたい。
いずれにせよ、正しくリスクマネジメントをできなかったのはライオンズの組織の問題だ。
ライオンズは意見書を提出するようだ。
今回ライオンズが必ず達成しなければならない事は、菊池がフォームを変更するための明確な判断基準を得ることだ。この回答なしに菊池のフォーム修正を開始してはならないし、対応ができない責任は審判部に押し付けなければならない。
センセーショナルな話題であり、マスコミは取り上げるだろう。騒げば騒ぐほどライオンズ有利に進むはずだ。
もっとズルくいこう。
次はおまっとうさん、君たちも大好きな審判員の問題だ。
これらについては既に様々な指摘がなされておりいずれも納得できるものだが、
総論としては「何がしたいのか良く分からない」と考える。 単純に気味が悪い。
19日にファイターズ井口がイリーガルピッチを取られたとき、責任審判の西本三塁塁審は「中途で止めているから反則投球。野球規則通りです」と説明した。
ならば「中途で止めているから反則投球」を徹底すればよい。だが、(名前を挙げるのは本意ではないが) ホークスの千賀も、マリーンズの涌井も、イーグルスの高梨もイリーガルピッチは取られていない。彼らと菊池・井口の差は何なのか、という指摘にやはり落ち着いてしまう。ライオンズから質問に対する NPB審判部の文書回答には明確な基準は回答されていないようだ。
彼ら審判部は、うまく逃げおおせたのだ。相手のライオンズが馬鹿だったからか、それ以外の理由があるのかは分からないが、とにもかくにも前回は、NPB審判部は現場の判断に責任を押し付けて、基準の回答から逃げる事に成功したのだ。
やむなく何らかの判定基準を回答して、多数ある試合映像を持ち出されて、判定のあいまいさを山のように指摘され続けることから逃げ切ったのだ。
それは、もうよい。彼らの勝ちだったのだ。
NPB審判部はうまく逃げ切って、説明責任から開放されたのだ。おめでとう。
にもかかわらず、彼らは再び菊池からイリーガルピッチを取った。
せっかく困難な説明責任から辛くも逃げ切ったのに、わざわざ舞い戻り、改めて鉄火場に両足を突っ込んだのだ。
これは訳が分からない。純粋に気味が悪い。
審判員もいい大人だ。馬鹿ばかりではない。
再びイリーガルピッチを取れば、針の筵に晒される事は分かっていたはずだ。
にも関わらず、遠慮もなしに第一球からイリーガルピッチを嬉々として取った。何がしたいのか分からない。気味が悪い。
これはつまり、以下のいずれかのような判断なのだと思われる。
A. 説明できないだけで、彼らの中には明確な基準がある。技術的な問題で徹底できていない。
B. 完全に舐めている。また逃げ切れるとタカをくくっている。
C. 面子を重視している。一度取ったらまた取らないと舐められると思ってる田舎のヤンキー基準。
どれであったとしてもマトモなものではない。はっきり言ってキチガイそのものだ。
今度は彼らを逃がしてはならない。A. であっても B. であっても C. であっても、その複合であったとしても、それを白日の下に晒して断罪させる必要がある。もし彼らを再び逃がす何らかのパワーが存在するのであれば、それをも晒して一つ一つ潰していかなくてはならない。
我らがライオンズにとって幸いなのは、対策が明確になっていることだ。イリーガルピッチ判定の基準を明確にさせること。この回答から逃がさないこと。この1点突破だけでよい。
今度は、逃がすな。
今回の事件を、ライオンズと審判部の対立軸で語る事は適切ではないとも考える。
まず NPB審判部と球団との争議にコミッショナーが出てこないのは違和感しかない。法の専門家である現コミッショナーが今回の件にどのような判断を下すかは興味がある。
コミッショナーがお飾りであり実権がオーナー会議にあるというのであれば、臨時オーナー会議の開催を主張すべき、という事になる。
労組である選手会はどうだろうか。菊池雄星はライオンズやNPBの対応に不満を抱いているかもしれない。この場合、菊池雄星を救うべきなのは選手会であるべきだ。まだ菊池自身が救済を求めている状況ではなく、現時点で選手会の責を問うのはやりすぎだ。だが今後無関係を貫けるとは限らないし、そうであってはならない。
我々ファンはどうだろう。
今回は、我々は純粋な被害者だ。菊池雄星を含めて100%の被害者は演者サイドにはいないが、我々観客はこの不満を呈してよい。
理性的な対応である必要もない。納得できない思いを、もっと喚きたてていい。
バカもプロ野球を観るのだ。バカに論理はないかもしれないが、不満はある。それは伝えてよいのだ。
NPB には 「ご意見送信ページ」がある。
https://npb.jp/form/opinionbox/
どうせ内容なんか読んではいないだろう。
ただ、意見の数はカウントされるかもしれない。
長文である必要は無い。思いのままの数行でよい。投稿しておくとよいかもしれない。
脅迫や犯行声明にならないように、そこだけは注意しよう。
昨年はコリジョン判定、今年はイリーガルピッチ。
我々ライオンズファンがフェアな判定で純粋に試合を楽しめるようになるのはいつになるのだろう。
FA制度の理不尽さから開放されるのはいつになるのだろう。
別件でも書いたが、我々は「何だこれは、俺は不満だ!」と声高らかに叫んでよいのだ。
「本来あるべき制度」は、その先にあるものなのだ。
友よ、沈黙は金でも何でもない。
もし不満があるのであれば、喚け、動け。
それは、もしかすると、ライオンズにも菊池もできない、
我々にしかできない事なのかもしれないのだ。
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