お子様ランチのみじめな結末

お子様ランチをご存知だろうか。

デパートのレストランや、ファミリーレストランにあるアレだ。
ピラフにハンバーグ、スパゲティといった子供が大好きな食材が
遊園地のようにキレイに盛りつけられている一皿だ。

キレイに盛りつけられたお子様ランチだが、
一たび子供が手をつけると、大変なことになる。
マナーも常識もない子供が相手であるため、
キレイに整った遊園地はあっという間に凄惨な汚場と化す。
ピラフはスパゲティに紛れ込み、ハンバーグのソースは飛び散り、
数分前に美しかった一皿は、あっという間に汚れ散る。

これを不幸な出来事だと思うだろうか?
あっしはそうは思わない。
お子様ランチは、お子様に食べ散らかされてこそ、なのだ。
子供が食べ散らかさないお子様ランチには価値すらないのだ。



閑話休題。

昨今のスマートフォン市場の競争激化には
IT業界の末端に身を置く者としても驚きを隠せない。
小型化・高性能化が進み、日々進歩し続けている。
価格競争も熾烈だ。
商品開発には大変な苦労があるのだと思う。

端末を1グラム軽くするために、技術者がどれだけ苦労しているか。
端末を1ミリ薄くするために、部品メーカーがどれだけ泣いているか。
スマートフォンは努力と悲劇の叫びの中で生まれる産物なのだ。

一方でスマートフォン利用者はそんな苦労などお構いなしだ。
スマートフォンに動物の耳のような意味のない突起がついたカバーをつけたり
何十個ものストラップをジャラジャラとつける人がいる。
開発技術者の苦労など全く考えず、平気で数ミリの厚さのカバーをつけたり
数百グラムのアクセサリをつけたりする。

これは悪だろうか? 技術者の努力が灰塵に帰す愚行だろうか?
あっしはそうは思わない。
スマートフォンメーカーは、
利用者が無駄なアクセサリをジャラジャラつけた時に
その全体の重さが1グラムでも軽くなるように努力しているのだ。
利用者が分厚いカバーを取り付けた時に。
その全体の厚さが1ミリでも薄くなるように努力しているのだ。

利用者が自由なカスタマイズを実現した際に、それが軽く薄くなるように、
スマートフォンメーカーは日々努力しているのだ。

そう、子供がお子様ランチを食べ散らかすように。

スマートフォンのカバーやストラップは利用者のカスタマイズの結果、
「あるべき結末」としてとして本来の形から次の姿に変わるのだ。
それがスマートフォンというデバイスのあるべき姿なのだ。



ライオンズから、「グローブ型 iPhoneケース」という
スマートフォンメーカー技術者のあらゆる努力を
溶鉱炉に叩きこむようなグッズが発表された

売り文句には

存在感もあるので、カバンの中や机の上でもすぐ見つけられる優れモノ。
ぜひこの機会にご利用ください。

などとあるが、そもそもスマートフォンにそんなニーズはねえだろ
どう考えても技術者の努力とは180度逆の方向に
リニアモーターカーで全力疾走するような一品だ。
だいたい「この機会」って何の機会だ

3500円という強気の値段も、コストカットにコストカットを重ねた産物である
スマートフォンメーカーは驚き呆れることだろう。

このグッズは、スマートフォングッズの一つの極地に至りつつある。



これは「一線を超えた愚行」に達してしまっているだろうか?
それとも、「あるべき結末」を迎えたお子様ランチなのだろうか?

あっしはライオンズファンとして、一つの究極解を求められている。
もちろん貴方にも求められている。すべてのライオンズファンに求められている。

熟慮せよ!
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テーマ : 埼玉西武ライオンズ
ジャンル : スポーツ


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技術者の端くれとして

考えさせられるお題ですね。

お子様ランチって、何歳まで頼めるんでしょう?

スマホは、まだ、マシなほうですよ。
自動車なんか、街中でかわいそうになるくらい酷い仕打ちをされているのを見ると、泣きたくなります。
開発者が、命を削って作り上げた懇親の力作を、いとも簡単に超公害車に仕立て上げる様は、哀れみすら覚えます。
自由度が大きいだけに、仕方が無いんですけど。。。

でも、最近のお子様ランチは、大人も食べたくなりませんか?

Re: 技術者の端くれとして

>>FUKU3さん
自動車は制約も多いでしょうし、大変ですよね
その制約をぶっちぎった改造とか、技術者が思うところは多そうです・・・

お子様ランチは、子供がいれば余裕で頼めそうですイヒ
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